四半期ごとに経営・景況等調査を実施し、会員企業の経営状況を把握

一般社団法人東京都金属プレス工業会は、2023年度において会員企業を対象に四半期ごとに「経営・景況等調査」を実施しました。この調査は、会員企業の経営環境や得意先業界の動向を把握するために行い、集計結果はTMSAコネクテッド(本会ホームページ)上に公開しています。

 

 

調査の概要

  • 対象:全会員企業
  • 内容:景況判断、売上動向、利益動向、価格動向、雇用動向、経営上の問題点、休業日実施の有無と回数、発注先の最近の動向
  • 時期:四半期ごと
  • 方法:メールフォームによるアンケート調査

 

 

主な調査結果

  1. 景況判断:多くの会員企業が景況に対して慎重な見方を示しており、特に中小企業は外部環境の変動に敏感であることが分かりました。
  2. 売上動向:一部の企業は売上の増加を報告していますが、多くの企業が厳しい競争環境の中での売上維持に努めている状況です。
  3. 利益動向:コスト上昇や価格競争の影響で、利益確保が困難な企業が多いことが判明しました。
  4. 雇用動向:雇用の維持と新規採用のバランスが重要な課題となっています。
  5. 経営上の問題点:技術革新への対応、コスト管理、労働力確保が主な問題として挙げられました。

 

 

この調査により、東京都金属プレス工業会は会員企業の経営状況を詳細に把握し、適切な支援策を講じるための基礎資料を得ています。調査結果は、会員企業が自社の経営戦略を見直すための重要な情報源となっており、今後の事業展開に役立てられています。

 

 

東京都金属プレス工業会は、引き続き定期的な調査を実施し、会員企業の経営支援に努めると共に、業界全体の発展に寄与していきます。