ベトナム共産党のチョン書記長80歳で死去

ベトナム特派員 ヴ― ヴァン クエット

贈収賄事件の取り締まりを強化

ベトナム共産党の葬儀委員会は、7月19日に80歳で死去したグエン・フー・チョン書記長の国葬を25日と26日の両日にハノイ市国家葬儀場で執り行うと発表した。

チョン書記長はホーチミン氏の優秀な学生であり、ベトナム共産党で57年間入党し、その中に13年間、党の書記長として活動をやってきた。

死去する前に、ベトナム政治政権で色々な賄賂排除政策を設けていた。党の最高責任者として、各地で怒っていた贈収賄事件に関して企業や政治家を厳しく取り締まるなど、地位や役職、職位に関係なく無制限で取り締まることで、国民からの信頼を勝ち得ていた。

ベトナム国民から大きな信頼を受け、外交に関する政策も他国から非常に高い評価を得ていた。ベトナムの外交は「ベトナムの竹外交」と言われ、柔軟性があり安定した政治環境・平和が大好きな国民性に支持されていた。

経済発展については、コロナ明けで世界各国の経済力が弱っていた中、ウクライナとロシアの戦争があったにもかかわらず、今年度のベトナム国内総生産(GDP)は6%超へ伸びている。ベトナム国内の空港を新設する他、2025年度には国内各地を結ぶ高速道路が開通する見込みだ。